「南野が結末を変えた」 伊メディアがチーム最高タイ評価、リバプール今季初陣で初得点
コミュニティー・シールドのアーセナル戦で貴重な同点ゴールをマーク
イングランド・プレミアリーグの王者リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、現地時間29日にシーズン開幕を告げるコミュニティー・シールドのアーセナル戦に途中出場して同点ゴールをマーク。試合は1-1で迎えたPK戦の末に4-5で敗れたが、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」の採点ではチーム最高タイ評価となった。
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リバプールは主将のイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと同DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが、負傷の問題から招集外となったものの、現状のベストメンバーを起用。南野はベンチスタートとなった。前半12分に先制点を献上したリバプールは、0-1で迎えた後半14分に南野が投入されたと同時に4-2-3-1システムへと切り替える。
すると同28分、南野に待望の瞬間が訪れる。エジプト代表FWモハメド・サラーの持ち運びからペナルティーエリア内で構えるブラジル代表FWロベルト・フィルミーノへと渡し、ダイレクトで南野へつなぐ。南野はワンタッチでサラーへパスを送ろうとするが、相手DFに当たり、ゴール前にボールがこぼれる。すかさず反応した南野が右足を振り抜き、貴重な同点弾を奪った。
また、PK戦で4人目のキッカーを任された南野はしっかりと決めている。これを受けて「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「ミナミノが結末を変えた」と見出しを打ち、存在感を評価している。
そして、チーム内ではスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンと並ぶ最高タイの「7点」を与えた。途中出場だけに寸評は「試合の中での同点ゴールとPK戦でのゴール。敗北を回避するには不十分になってしまった」と簡素だったが、十分に存在をアピールするには至っただろう。
昨季は冬の移籍市場で加入するも、歴戦の勇者揃いのリバプールだけに出場機会をコンスタントに得られるわけもなかった。まずはシーズン開幕を告げるゲームでゴールを決めたことが、今季の好スタートにつながることが期待される。