シュツットガルト遠藤、負傷で練習試合欠場へ 「無理をする必要はない」とクラブ幹部
シュツットガルトはすでに4選手が離脱中 先日の練習試合で遠藤も膝に軽傷を負う
シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、練習試合の負傷によって数日間に離脱を余儀なくされたという。ドイツ紙「キッカー」がスポーツディレクターのスヴェン・ミスリンタート氏の言葉を引用し、詳細を伝えている。
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昨年8月にベルギー1部シント=トロイデンからの期限付き移籍で加入した遠藤は、リーグ中盤戦からレギュラーに定着すると、ボランチとして攻守にチームを牽引。ブンデスリーガ2部で2位に入り、1部昇格を成し遂げたチームにあって、中心的存在として高い評価を獲得した。
現地時間26日にはハンブルガーSVとの練習試合を実施したが、そこで遠藤が負傷してしまったようだ。「キッカー」はミスリンタート氏のコメントを紹介しつつ、次のように伝えている。
「シュツットガルトのトレーニングキャンプにおける負傷者情報には慣れてしまったが、今度はワタル・エンドウが休息を必要としている。シュツットガルトの中盤の中心選手は膝の打撲で、離脱はわずかな期間になりそうだ」
「簡単に負傷しない日本人MFだが、ハンブルガーSVとのトレーニングマッチで膝に強烈なキックを受け、負傷した。スポーツディレクターのスヴェン・ミスリンタートは『ワタルは深刻な打撃を受け、癒えるまで数日かかりそうだ。とてもタフな衝突だったが、幸い内出血はない』と語っている」
同紙によると、ミスリンタート氏はこれまでに行ったリバプール、ハンブルガーとの練習試合における遠藤を「2試合でベストな選手」と評していたとのこと。さらに現地時間29日にはビーレフェルトとの練習試合も控えているが、「重要なゲームならともかく、練習試合で無理をする必要はない」と遠藤の出場を見送ることを示唆している。
1部での戦いを前に準備を進めているシュツットガルトだが、プレシーズンながら多くの負傷者に見舞われている。「キッカー」によるとMFリリアン・エグロフ、MFロベルト・マッシモ、MFフィリップ・フェルスター、MFエリック・トミーの4選手が離脱中。チームの中心を担う遠藤の負傷が軽度で済んだことは、不幸中の幸いといったところだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)