“メッシ超え”で1位に立ったのは? 「クラブ在籍期間ランキング」トップ10を海外公開

在籍年数が17年を超えるCSKAモスクワGKイゴール・アキンフェエフ【写真:Getty Images】
在籍年数が17年を超えるCSKAモスクワGKイゴール・アキンフェエフ【写真:Getty Images】

1位は本田圭佑とも共闘したCSKAモスクワGKアキンフェエフ

 ドイツの移籍情報サイト「トランスファーマルクト」が世界のトップ10リーグにおける選手の1クラブ在籍期間ランキングを特集した。去就問題が注目されるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが16年と7カ月で第2位に位置するなか、ロシア代表としてワールドカップ出場歴を持つ守護神が17年半以上の在籍で堂々のトップに立った。

 かつてのフランチェスコ・トッティやパオロ・マルディーニのように、プロデビューから引退までを1つのクラブで過ごす“バンディエラ”、“ワンクラブ・マン”などと呼ばれる選手はサッカー界では稀有な存在だ。1クラブに10年以上在籍する選手を目にすることは非常に少なくなっている。

 そうしたなかで「トランスファーマルクト」は「トップ10リーグで最もロイヤル(忠誠心のある)な選手」との特集を組み、1クラブの通算在籍期間(記事公開時点)の長さをランキングで紹介している。

 トップ10の中にはレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモス(9位/14年11カ月26日)やユベントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ(6位タイ/15年1カ月26日)といったメガクラブのディフェンスリーダーもランクイン。共に移籍加入組だが、今や現在のクラブの象徴的な存在に君臨している。

 バルセロナからの退団説が過熱しているアルゼンチン代表FWメッシは2004年のプロデビューからの在籍期間が16年7カ月25日となり、全体の2位にランクインした。メッシと同じ1987年生まれの元イングランド代表MFマーク・ノーブル(ウェストハム)もクラブ在籍16年7カ月25日で並んでいる。

 メッシは下部組織も含めれば約20年もの時をカタルーニャの名門クラブで過ごしている。これほどの選手がクラブに移籍の意思を伝えたという事実がバルセロナの危機的状況を何よりも物語っているといえるだろう。

 そしてメッシやノーブルを抑えて1位になったのは、ロシアの強豪CSKAモスクワの元ロシア代表GKイゴール・アキンフェエフだ。わずか4歳でCSKAのスクールに入り、下部組織も含めて一筋を貫く守護神で、トップチームでの在籍期間は17年7カ月25日に及んでいる。ロシア代表として100キャップ以上を記録し、2度のワールドカップ出場など輝かしい経歴を持っている。もちろん2010年から13年までCSKAでプレーしていた元日本代表MF本田圭佑(ボタフォゴ)とも同僚だった。

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