レジェンド澤さんが見たなでしこ凋落の理由 「修正力が全く見られなかった」

予選1分け2敗でリオ五輪出場は絶望的

 リオデジャネイロ五輪出場が絶望的になった、なでしこジャパンの敗因について、元日本代表MF澤穂希さんが修正力の欠如と指摘している。NHKの「サンデースポーツ」で語ったもの。

 アジア最終予選3試合を終えた時点で日本は1分け2敗。4大会連続の五輪出場の可能性がほぼ消滅してしまった。ここまで日本の試合をすべてスタンドでチェックし、チームのトレーニングも直接視察した澤さんは昨年のカナダワールドカップで2位に輝いたなでしこの凋落について「共有意識ができていないのかなと思います」と指摘した。

「他人任せ、人任せなところが目立ちますね。一言声をかければできることだと思います。今まで試合中に上手くいかない時間帯があっても、みんなで修正する能力があったんですが。それが全く見られず、その場その場で終わってしまっているかな? と感じます。ダメなプレーやできなかったところは試合中すぐに修正しなくてはいけないです」

 今回の最終予選でなでしこが欠落していたものは修正力。事象に臨機応変に対応する能力が見られなかったという。リオへの道はほぼ閉ざされたが、屈辱の中に光明もあるという。

 

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