久保、レアルとの“新たな契約条項”が判明 現地指摘「ビジャレアルは嫌な顔せず受け入れた」
期限付き移籍中のビジャレアルに対し「負傷状況とあらゆる問題の報告を要求した」
今季からビジャレアルに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は現地時間25日、プレシーズンマッチで2部テネリフェと対戦し、2-3で敗れた。初の先発出場を飾り、ビジャレアルへの適応を着実に進める久保について、現地メディアは保有元レアル・マドリードとビジャレアルの間で新たな契約条項が判明したと取り上げている。
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23日の親善試合カルタヘナ戦では後半からの出場になった久保だが、テネリフェ戦では4-4-2システムの右サイドで先発出場。FKのキッカーを務め、果敢なドリブル突破を仕掛けるなど、積極的なプレーを見せたものの、前半のみの出場にとどまった。
ビジャレアルで新たなスタートを切っている久保について、レアル専門メディア「ディフェンサ・セントラル」は「シーズンを通して久保に関する条項でマドリードと取り決められた新たな契約」と見出しを打ち、「レアルはビジャレアルに対し、久保の負傷状況とあらゆる問題の報告を要求した」と取り上げている。
「レアルは若き日本のスターの詳細を一つも見逃さない。ビジャレアルも合意したため、タケに問題が生じた場合、レアルは即座に把握することになる。昨季の終盤にレアル・ソシエダで(ノルウェー代表MFマルティン・)ウーデゴールに起きたことを防ぐためだ」と説明。ウーデゴールは昨季終了後にレアル復帰を果たしたが、今年6月にソシエダで負傷を負っていた。
レアルは同様のケースに備え、早期の対応を可能にするべく、久保の状態を逐一報告するよう、契約条項に盛り込んだようだ。記事では、「レアルは日本人が負傷を抱えた可能性の段階で常に報告するよう正式に要請したが、ビジャレアルはこれを嫌な顔をせずに受け入れ、将来のために友好的なクラブであると示した。久保の移籍は、誰もが恩恵を受けるものとなった」と締め括っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)