和製ロナウドは故郷で復活できるか 川崎移籍の森本が湘南戦で今季第1号! 4-4ドローに貢献

ハーフタイムから登場 大久保、小林と揃い踏み

 元祖怪物が、故郷で復活の狼煙を挙げた。川崎フロンターレの元日本代表FW森本貴幸が5日の本拠地湘南戦で試合終了間際に移籍後初ゴールとなる同点弾を決め、敗戦濃厚のチームに勝ち点1をもたらした。試合は4-4でドローに終わっている

 後半開始とともに、等々力陸上競技場のピッチに背番号「9」が登場した。前半終了時点で3-3の打ち合いとなった状況で、風間八宏監督は勝利をつかむため森本の投入を決断した。この日J1通算最多タイ得点記録を樹立した元日本代表FW大久保嘉人、2得点を奪った日本代表FW小林悠に加え、セリエAでゴールセンスを磨いた怪物ストライカーが前線に並ぶ豪華な布陣となった。

 そのなかで森本が大仕事を果たしたのは、3-4の1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムだった。左サイドから日本代表DF車屋紳太郎が上げたアーリークロスに小林が走り込み頭で折り返すと、ゴール前で森本がヘディングで押し込んだ。05年10月22日の第28節FC東京戦以来となる、移籍第1号が貴重な同点弾となった。

「生まれが川崎なので、この大事な場面でゴールを決められてよかったです」

 

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