4年ぶりにINAC復帰の川澄奈穂美、背番号「36」に決定 最速で次節・浦和L戦でデビュー

INAC復帰が発表されたFW川澄奈穂美【写真:Getty Images】
INAC復帰が発表されたFW川澄奈穂美【写真:Getty Images】

アメリカのリーグが7月で終了となり、出場機会を求めて4カ月間のレンタルで日本復帰

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部のINAC神戸レオネッサは17日、前日に期限付き移籍での加入が発表された元なでしこジャパン(元日本女子代表)FW川澄奈穂美の加入会見を実施。クラブ公式インスタグラムでもライブ配信され、2016年以来4年ぶりの古巣復帰について、「もう一つレベルアップできるように試合出場の機会が欲しかった」と理由を語った。

 2008年にINAC神戸に加入した川澄は、11年からのリーグ3連覇に貢献。11年にはなでしこジャパンの一員として、史上初の女子ワールドカップ優勝を果たした。

 14年に米女子プロリーグNWSLのシアトル・レインに期限付き移籍し、同年9月にINAC神戸に復帰。16年に再びアメリカに渡り、シアトル・レイン、スカイ・ブルーでプレーしてきた。

 21年までスカイ・ブルーと契約しているなかで、新型コロナウイルスの感染拡大により、NWSLの試合は7月で終了。出場機会を求めるなかで、古巣INAC神戸への20年12月末までのレンタルが決定した。シーズン当初にオファーを受けていた背景も、川澄は明かしている。

「今季アメリカでプレーする気持ちでいましたが、アメリカのリーグが7月で終わってしまって今季公式戦がない。コンディションも良かったので、もう一つレベルアップできるように試合出場の機会が欲しかった。そこで、今シーズン初めにオファーを頂いていたINACが最初に思い浮びました。シーズン初めにオファーを頂いていたのは大きかったです。オファーをくださったというのは自分に価値を感じてくれているということ。まずはINACと話をして良い方向にもっていきたいという思いが強かった。当然愛着があるし、この街(神戸)、このチームがすごく好きなので」

 川澄は7月31日に帰国し、14日間の自主隔離も消化。アメリカ滞在の7月にPCR検査・抗体検査を計8回受け、すべて陰性だったという。8月17日から練習に合流して、順調にいけば23日のホーム浦和レッズレディース戦から試合出場が可能だと明かした。

 背番号は「36」に決定。川澄は「初めて日本代表でつけた番号。私自身は9番に強いこだわりを持っているけど、田中美南選手がつけているので、シアトル・レインに行った時も36番をつけたことがあるので、今回も36番を選びました」と理由を語っている。

 川澄がINAC神戸、そしてなでしこリーグにこれまでの経験をどのように還元していくのか、注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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