「コロンビア代表の韋駄天より速い!」 インテル長友が伊杯準決勝ユーベ戦の奮闘で地元メディア脱帽

クアドラードとの名勝負がクローズアップ

 対面したクアドラードには第1戦目に蹂躙された。サイドを完全に制圧されたが、この試合はスピードスターに速さで勝ったと絶賛されている。4-2-3-1システムで臨んだインテルは、前半を1-0リードで折り返した。ハーフタイムにMFジョフリー・コンドグビアを負傷でMFジョナタン・ビアビアニに交代すると、前線の配置転換で左サイドのMFにイバン・ペリシッチが回った。長友は左利きで突破力のあるペリシッチを生かすオーバーラップで、チームの3点目になるペリシッチがドリブル突破で得たPKにも陰ながら貢献している。

 また、サッカー情報サイト「トゥットメルカート・ウェブ」も、長友に「6点」を与え、寸評でペリシッチとのコンビネーションを称えている。「何度も敵陣に押し上げ、ペリシッチとの良好なコンビネーションが軸になった。2人の最適なバランスを見つけていた」と、左サイドが2点差を追う状況だった後半に攻撃の軸になったと分析し、称賛している。

 最終的にPK戦までもつれ込んだゲームで、長友は外せば敗退の4人目で登場し、冷静にキックも決めた。最後はユベントス5人目のDFレオナルド・ボヌッチに決められて敗退となったが、奇跡の手前まで持ち込んだインテルの左サイドで確かな存在感を放った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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