「中盤のダイナモ」遠藤、ドイツ地元紙が来季の“重要戦力”と強調 「価値のある選手」

シュツットガルトMF遠藤航【写真:Getty Images】
シュツットガルトMF遠藤航【写真:Getty Images】

シュツットガルト地元紙が個人評を掲載「今季の発見とも言える存在」

 日本代表MF遠藤航が所属するシュツットガルトは、今季のドイツ2部リーグを2位で終えて、来季のブンデスリーガ昇格を達成した。これを受けてドイツ紙「シュツットガルター・ツァイトゥング」が、来季のプレビュー記事を掲載し、その中でチームにおける遠藤の重要性を強調している。

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 昨年8月にベルギーのシント=トロイデンから1年間のレンタル移籍でシュツットガルトに加入した遠藤は、昨年11月24日に行われたリーグ第14節カールスルーエ戦(3-0)で初めてスタメンに名を連ねると、その後はイエローカードの累積警告で出場停止となった第32節ザントハウゼン戦(5-1)を除く全試合で先発フル出場。中盤の底のポジションで攻守にわたってチームを牽引し、ドイツ誌「キッカー」による2部の年間ベストイレブンの1人にも選ばれるなど、そのパフォーマンスはチーム内外で高い評価を受けた。

 今回、シュツットガルトに在籍する全選手への個人評を掲載した「シュツットガルター・ツァイトゥング」紙においても、遠藤に対しては称賛の言葉が並んだ。冒頭で遠藤について、「この中盤のダイナモは、今季のチームにとって発見とも言える存在だ。彼が来てから、その存在を抜きにしてシュツットガルトについて考えることはできなくなっている」と、同選手が期待以上の活躍を見せてくれたと驚きをもって評価している。

 さらに「エンドウには多様性があり、ヘディングでの競り合いに強く、ボールを失わないし思慮深い判断を下すこともできる。簡単に言えば、彼はとても価値のある選手だ。シュツットガルトが契約事項に含まれていた買い取りオプションを行使したのは、驚くべきことではなかった」として、遠藤の才能を認めると同時に、完全移籍となった来季もシュツットガルトで重要な役割を担うことになるだろうと伝えている。

 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)の発表によれば、来季のブンデスリーガは9月18日の開幕を予定している。具体的なマッチプランはまだ未定だが、いずれにせよ2シーズンぶりにブンデスリーガで戦うドイツ屈指の名門クラブの浮沈のカギは、遠藤が握っているというのが現地メディアの見立てのようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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