好調なFW陣が2ゴール! 浦和がJ1開幕戦で柏に競り勝ち公式戦2連勝

ACLから中2日、”新9番”武藤は2戦連続ゴールを奪う

 強豪同士の熱戦は、セットプレーからの一撃によって決した。27日、J1は各地で今季の開幕戦が行われ、日立柏サッカー場では柏レイソルと浦和レッズが対戦した。強豪同士の好カードとなった一戦は、浦和が先制して柏が追いつく接戦に。そして、後半39分に浦和FWズラタンがCKから決勝点を奪い、アウェーチームが2-1で勝利した。

 浦和は24日にAFCチャンピオンズリーグ開幕戦のシドニーFC戦に2-0で勝利し、中2日でこのゲームを迎えた。ミハイロ・ペトロビッチ監督は、3バックの中央に日本代表DF槙野智章を指名。右ストッパーには今季から移籍加入のU-23日本代表主将の遠藤航が入った。

 開始直後に見せ場を作ったのは浦和だった。前半3分、DF遠藤が出足良く前に出て相手ボールをカットすると、そのままMF武藤雄樹に絶妙なスルーパスを通す。武藤のトラップがやや流れて相手GKと1対1のチャンスにシュートは打てなかったが、遠藤の好プレーが光った。

 前半、スタジアムが最も沸いたのは、同31分に訪れた浦和の決定機だった。右サイドのMF関根貴大のクロスは相手に当たってコースが変わり、ゴール前のMF武藤のところへ飛ぶ。武藤はボールを体で押し込みにいったが、ゴールライン上で柏GK中村航輔がクリア。GK中村が体を巻き込むように手を伸ばしているだけに、ボールがラインを割ったかは非常に難しい判断になるプレーだった。

 スコアレスのまま迎えた後半、先にゲームを動かしたのは浦和だった。同7分、ゴール前に浮き上がったボールを収めたFW李忠成が、反転して強烈な左足シュートを放つと、GK中村が好セーブを見せたが、MF武藤が詰めて先制した。“3度目の正直”とばかりの武藤のゴールで、浦和が1-0とリードを奪った。

 

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