元ドイツ代表FWシュールレ、29歳での現役引退を発表 「美しい可能性に向けて…」
W杯優勝メンバーのシュールレがドルトムントとの契約を解除して引退
ドルトムントに所属する元ドイツ代表FWアンドレ・シュールレが、29歳での現役引退を発表した。ドルトムントとは2021年まで契約を結んでいたが、これを解消。17日に自身のSNSで現役を退くことを明かしている。
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ドイツ誌「デア・シュピーゲル」内で、シュールレは「僕はもう拍手を求めていない。プレーの水準はどんどん落ちているし、ハイライトになるようなプレーも減っていった。この仕事では、ある程度の水準の役割をこなすことができなければいけない。そうでなければ、仕事を失い、新たな役割も得られない。ピッチでのパフォーマンスだけがすべてなんだ」と語り、自身が満足にいくパフォーマンスができなくなったと感じていることを明かした。
2009年にマインツでプロのキャリアを歩み始めたシュールレは、その後、レバークーゼン、チェルシー、ヴォルフスブルク、ドルトムントに所属。ドルトムントではフルハムとスパルタク・モスクワへの期限付き移籍も経験している。
また、2010年から2017年まではドイツ代表でもプレーし、通算57試合に出場して22得点を記録。2010年と2014年のFIFAワールドカップ(W杯)にも出場し、2014年のブラジル大会では、準決勝のブラジル戦(7-1)で2ゴールを挙げ、決勝のアルゼンチン戦(1-0)ではMFマリオ・ゲッツェの決勝点をアシストした。
自身のインスタグラムには、「プロサッカー選手としてのキャリアから離れることを決断したことをお伝えします。僕自身と家族のために、この素晴らしい数年間に関わってくれたすべての人たちに感謝します! そのサポートと愛情は信じられないものだったし、僕の期待していた以上でした。今、僕は今後の自分に待ち受けている美しい可能性に向けて、準備ができているし、オープンな状態だよ」と、現役に未練がない様子を綴っている。
1990年生まれのシュールレは、現在29歳。30歳の節目を迎える前に、サッカー選手としてのキャリアにピリオドを打った。
(FOOTBALL ZONE編集部)