ユーベFWディバラ、“バンディエラ”の道へ 2025年までの長期契約を提示と伊紙報道
ロナウド加入後に停滞も…今季は11ゴール10アシストを復活
イタリア王者ユベントスは、今季開幕前には放出説も浮上した「10番」と長期契約をして次代の旗頭にする方針を固めたという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
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アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、昨季にクラブがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したことで苦しんだ面があった。2017-18シーズンにはリーグ33試合出場で22ゴール5アシストと大車輪の活躍を見せたが、ロナウド加入の昨季はリーグ30試合出場も5ゴール2アシストと一気にその数字を減らした。
ロナウドとの共存が難しいのではないかという批判もあったディバラには、今季開幕前の移籍市場でイングランド・プレミアリーグのトッテナムへ移籍する可能性が浮上し、具体的な交渉に発展したことも明らかになっていた。しかし、残留となったディバラはマウリツィオ・サッリ監督に代わったユベントスで見事にロナウドとの共存を成し遂げ、今季はリーグ戦29試合出場で11ゴール10アシストと復活した。
クラブはディバラを次代のバンディエラ(旗頭)とする方針を固め、2025年6月までの契約延長に加え、ロナウドを除けば唯一の大台となる年俸1000万ユーロ(約12億円)のオファーを提示。リーグ戦終了後からUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が再開するまでの間に正式契約に至る見込みだとした。
復活を印象付け、アルゼンチン代表でもFWリオネル・メッシを継いでエースになることも期待されるアタッカーは、元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏や元イタリア代表MFロベルト・バッジョ氏、同FWアレッサンドロ・デルピエロ氏が背負った10番とともに、“長期政権”としてイタリア王者の顔になる模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)