「もっと発展していける」 INAC仲田歩夢が“女子アスリートの一面”に込めたサッカー界への思い
ヤングなでしこの一員だった仲田が大事にする「サッカー」と「女性」の時間のメリハリ
2011年、日本女子代表はドイツで開催された女子ワールドカップ(W杯)で見事に大会初優勝。最後まで諦めずに戦う姿は人々の感動を呼び、「なでしこジャパン」の愛称はサッカーファン以外にも広く知られるようになった。
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翌年のU-20女子W杯でもMF田中陽子(ウエルバ)、MF猶本光(浦和レッズレディース)、MF仲田歩夢(INAC神戸レオネッサ)らの活躍でヤングなでしこの人気がピークに達し、女子サッカー選手は大きな注目を集めてきた。そんな彼女たちも、アスリートである前に一人の女性。“女子アスリート”にどのような価値観を見出し、こだわりを持ってきたのか。ツイッターやインスタグラムなど、SNSでも積極的に情報発信を行い、なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)内でも上位のインフルエンサー力を持つ仲田に訊いた。
「女子アスリートとして毎日サッカーをするなかで、女性にしかできないこと、例えばメイク、好きな服を着るとかファッションは楽しみたいと思っています」
なでしこリーガーの“本職”は、サッカー選手としてプレーで魅せること。仲田は「サッカーをする時は練習・試合に打ち込まないといけない」とサッカーが自分の生活で何より最優先と十分に理解しながらも、それ以外の時間は「女性として楽しめることは楽しんでいいと思います」と自らの思いを明かす。
「正直、『アスリートはサッカーだけをしていればいい』と言われてしまうことも多く、メイクとかファッションを楽しんじゃいけないみたいな風潮があります。私は、それは違うと思っています。自分がその分野に興味を持っているのもありますけど、こだわりというよりか普通に生活しているだけ。サッカーは大好きで集中して取り組んでいるし、それ以外は自分のしたいことをする。メリハリは大事にしています」