本田のクロスからの失点を悔やむナポリ監督 「ミランにずっと守備をさせたが…」

サッリ監督が相手を圧倒しながら、公式戦3試合連続の未勝利を嘆く

 ナポリのマウリツィオ・サッリ監督が22日の本拠地ACミラン戦で圧倒的に試合を支配しながら1-1のドローに終わり、日本代表FW本田圭佑のクロスが呼び込んだ失点シーンに悔しさをにじませている。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。

「この3試合で我々に足りなかったものは少しの運だ。ユベントス戦は完全に違う試合だった。両軍ともに決定機はほとんどなかった。今夜は両軍に決定機があった。前半を同点で終えたことに後悔がある。なぜなら、ミランはほとんどボールを持てなかったからだ」

 サッリ監督は圧倒的な攻勢を仕掛けた前半に、たったワンチャンスで同点に追いつかれた不運を嘆いた。

 本田とミランは本拠地で先制し、勢いに乗るナポリの一瞬の隙を突いた。前半44分、MFリッカルド・モントリーボからのボールを右サイドで受けた本田は、左足で鋭い回転の懸かったクロスを上げた。斜めに曲がり落ちるボールの軌道を相手DFカリドゥ・クリバリーはクリアしきれず。後方に流れたボールを、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラがダイレクトで合わせて同点弾を決めた。

 ナポリは13日のユベントスとの首位攻防戦で0-1と敗退。18日にはヨーロッパリーグ32強のビジャレアル戦にも0-1で敗れ、この日のミラン戦も勝ち切れなかった。

 

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