鎌田大地は「日本の宝」 独紙特集…最終節にも期待「再び魔法を見せてくれるだろう」

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】

チーム得点王シウバの「ベストパートナー」とも評される

 フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、ブンデスリーガの公式サイトで32節のベストイレブンの1人に選ばれるなど、目覚ましい活躍を見せている。ドイツ紙「ビルト」は特集記事を掲載し、鎌田のパフォーマンスを様々なデータから検証した。

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「アイントラハト所属の日本の宝、カマダのここがすごい!」と題された記事で最初に指摘されているのが、鎌田の出場試合数だ。今季のフランクフルトの公式戦で出場しなかったのは5試合のみで、フィリップ・コスティッチとマルティン・ヒンターエッガーに次いでチーム3番手となる46試合に出場。さらに、試合ではセットプレーのキッカーを任され、指揮官のアディ・ヒュッター監督から絶大な信頼を得ていることがうかがえる。

 また、チーム内のアシストランキングでは13アシストのコスティッチがトップ、鎌田は9アシストで2位につけているが、パスミスの確率で両選手を比較してみると、コスティッチのパス不成功率が34%であるのに対して鎌田はわずかに20%となっていて、パス精度の高さも注目点の一つとして取り上げられている。加えて、直近の3アシストはいずれもチーム得点王のポルトガル代表FWアンドレ・シウバのゴールをお膳立てして記録したものであり、記事では「鎌田がシルバのベストパートナー」と評価された。

 鎌田が今季好調を維持していることについて、人間的な成長も要因の一つとして挙げられている。

「父親でもある鎌田は人としても成熟した。2017年にサガン鳥栖から来た時、鎌田は才能の片鱗を見せていたもののシャイな性格のせいでチームに溶け込めなかった。しかしレンタル移籍で加入したシント=トロイデンで彼は鍛えられ、今季は39本目のシュートでようやく初ゴールを決めた」

 過去の挫折を糧に成長を遂げたと評価し、さらに「今週末のパーダーボルン戦でも再び魔法を見せてくれるだろう」とリーグ戦最終節での鎌田の活躍を予想。日本代表MFへの期待は高まり続けているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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