バルサのラウタロ獲得は不可能? 60億円確保のインテル、“減額オファー”を拒否か

インテルのFWラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】
インテルのFWラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】

イカルディのPSG完全移籍がバルサの“誤算”とスペイン紙報道

 スペインの名門バルセロナは、イタリア・セリエAの強豪インテルからアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得を狙っているものの、それはほぼ不可能になったとの見通しをスペイン紙「スポルト」が他クラブの動きを交えて報じている。

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 バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で直接対決した際に、高速カウンターから決められた相手のラウタロを獲得リストに入れたと、シーズン序盤から報じられてきた。その動向は来季の戦力状況を大きく左右するものであるため、インテルは1億1100万ユーロ(約134億円)とされる契約解除条項をクリアする場合のみ移籍を認めるとされてきた。

 一方で、バルセロナはインテルの経営的な状況なども考慮して、最終的には満額を用意せずとも移籍交渉に応じるとの考えがあったという。そのため若手選手などを交渉条件に含めながら、満額に届かないオファーを繰り返してきたことが報じられてきた。

 しかし、インテルはフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)に期限付き移籍していたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの買い取りオプションに関する交渉が成立し、こちらは満額とはいかなかったものの5000万ユーロ(約60億円)の現金が確保されたとされる。そのため、ラウタロの交渉に関して減額に全く応じなくなったことが、バルセロナ側にとっての誤算になったと報じている。

 バルセロナは現状でラウタロの移籍金を現金で満額用意することは難しく、インテルも妥協したオファーに応じる必要がないという点で、この交渉が成立する可能性は極めて低くなったとしている。昨季は契約延長を巡って対立し、今季の開幕直前まで去就で揉めに揉めたイカルディだが、インテルにとってはPSGが買い取りを決断するだけのプレーを見せてくれたことが、ストライカーの流出阻止に大きなプラスになったと言えるのかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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