清武や原口が海外を意識した瞬間とは? “小学生のワールドカップ”日本大会が3月開幕!

世界32カ国から強豪が集結! 毎年秋に開催される「ダノンネーションズカップ」

 現在、ドイツ・ブンデスリーガでは多くの日本代表選手がプレーしている。そのなかで清武弘嗣(ハノーバー)や原口元気(ヘルタ・ベルリン)らが「世界を意識した」きっかけは、小学生時代に初めての大規模国際大会に出場した時だったと、口を揃えて話す。

 2000年から毎年秋に開催され、世界32カ国で行われる予選を勝ち抜いた強豪クラブ32チームが、一堂に会して世界一を争う「ダノンネーションズカップ」が、その大会。彼ら海外クラブでプレーする選手たちにとっての“原点”とも言える大会だ。

 第1回の得点王は、当時バルセロナに所属していたメキシコ代表のジオバニ・ドス・サントス(LAギャラクシー)。この大会で注目を集めた彼は、ここから世界へ羽ばたいた先駆者となった。毎年、バルセロナやドルトムントなどのジュニアユースは自国の厳しい予選を勝ち抜いた後、国の威信をかけてこの大会に挑む。ヨーロッパなどでは“小学生のワールドカップ”とも呼ばれ、未来のスーパースター候補がその原石を輝かせる瞬間となっている。

 そんな世界中で注目を集めるジュニアユース世代の国際大会に、過去、日本からも柿谷曜一朗(セレッソ大阪)や齋藤学(横浜F・マリノス)、指宿洋史(アルビレックス新潟)らが日本代表の一員として出場。近年では、2014年に横河武蔵野フットボールクラブジュニアが優勝したのを頂点に、横浜F・マリノスプライマリーや川崎フロンターレU-12などが、世界大会で好成績を残している。

 

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