C・ロナウドこそ「アウェー最強」! CL敵地での通算ゴール数は歴代1位

誇りを示したローマ戦での”44点目”のゴール

 レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドが、17日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦でローマと敵地で対戦し、後半12分に右足で強烈な先制ゴールをマーク。CL史上最多となる敵地でのゴール記録を「44」に伸ばした。前日の記者会見では、この試合前までのリーガ・エスパニョーラのアウェーゲームで4戦連続不発との質問を受けたエースが激怒し、会見を切り上げる騒ぎとなったが、希代のゴールマシンのプライドを見せつける鮮烈な一撃となった。

 ポルトガルが生んだスーパースターは、右足に自らの誇りを込めた。後半12分、マルセロからのパスをトップスピードで受けたロナウドが魅せる。軸足の裏を通す得意の切り返しで対峙したイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィを置き去りにすると、ペナルティエリアに鋭く切り込む。そして右足を一閃すると、強烈な弾丸がローマの守護神、ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーの手を弾いてネットを揺らした。CR7はテクニカルエリアで戦況を見守っていたジダン監督に抱きつき、喜びを露わにした。

 8強進出に向けて、敵地での第1戦で値千金の先制ゴールを決めたロナウドは、この試合の前日会見で主役となっていた。国内リーグのアウェーゲームで4試合連続無得点に終わっていることを指摘されると、「私よりも多くアウェーで得点を挙げた選手の名前を挙げられるかい? できないだろう」と応戦。それ以外にも宿敵バルセロナが決めた“トリックPK”の質問などが集中したことに激怒し、会見を途中で切り上げた。

 もっとも、そんなロナウドの怒りは数字としてはっきりと証明されている。

 

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