PSG完全移籍のイカルディ、保有元インテル設定の条件判明 セリエA転売時の条項は?

インテルからPSGへの完全移籍が決まったFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
インテルからPSGへの完全移籍が決まったFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】

移籍金60億円+ボーナス8.4億円で買い取り合意 セリエAクラブ行きの場合18億円追加

 フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は、今季セリエAの強豪インテルから期限付き移籍で加入していたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの買い取りで合意した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、PSGとインテルの間には“ある条項”が存在していると報じている。

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 イカルディは昨季インテルでキャプテンを務めて開幕を迎えたものの、シーズン半ばを過ぎた時期に契約延長を巡ってクラブと対立。妻で代理人のワンダ・ナラ氏がSNSでクラブ批判を展開して大炎上したことも相まって、キャプテンの座をはく奪されたうえに今季開幕前のオフシーズンにはクラブから公式に“戦力外”を宣言された。それでも移籍金の減額と国内移籍に応じない構えを見せたインテルを前に、イカルディ夫妻はあくまでもイタリア残留を望み、移籍市場最終日にようやくPSG行きが決まった。

 リーグ戦20試合12得点とコンスタントな活躍を見せたイカルディを獲得する意思を見せたPSGは、インテルとの交渉を移籍金5000万ユーロ(約60億円)、ボーナス700万ユーロ(約8億4000万円)でまとめたとされる。一方で、PSGがイカルディを“転売”する場合にはさらなる条項が存在するという。

 イカルディ獲得に興味を示していたユベントスやACミランといったセリエAのクラブへ売却する際には、PSGがインテルに対してさらに1500万ユーロ(約18億円)を支払う必要があるというものだ。これにより、仮にPSGがイタリアへ転売する場合にはインテルへの支払いが計7200万ユーロ(約86億円)となり、少なくともそれを超える金額でなければ旨味がない。

 もっとも、記事ではPSGの基本的な望みは戦力としてのイカルディを来季も保有することだとしている。一方で、インテルとしてみれば国内のライバルに点取り屋を渡さないための予防策が必要だったというのが明らかになっている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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