マンU伝統の育成部門を支えたU-18監督が退任 多くの才能を磨き上げる

28年間在籍したマクギネス氏 今季のU-18は歴史的な大不振にあえぐ

 マンチェスター・ユナイテッドは13日、U-18チームを指揮していたポール・マクギネス氏の退任を、クラブの公式サイトで発表した。28年間にも渡ってクラブに携わった功労者がクラブを去ることになった理由について、同氏は「フットボールの新たな情熱を追い求めるため」としている。

 マクギネス氏はかつてユナイテッドでプレーヤー、そして監督として貢献したウィルフ・マクギネス氏の息子。U-18のコーチは2005年から務め、フランス代表MFポール・ポグバ(現ユベントス)などを育てた実績がある。11年にはそのポグバ、FWダニー・ウェルベック(現アーセナル)、MFトム・クレバリー(現エバートン)らを擁して、FAユースカップを制した。選手として計4年、指導者として24年間の通算28年間にも渡ってユナイテッドに関わってきた。

 マクギネス氏は退任の理由を「私には新たな情熱がある。フットボールへの思いを満たすため、他のクラブで経験を積みたい」と明かした。そして「ルイス・ファン・ハール、ライアン・ギグス、トップチームとアカデミーのすべての選手の幸運を祈る」と、クラブへ別れのメッセージを残した。

 今季のユナイテッドU-18は、U-18プレミアリーグで大不振。19試合を終えてわずか3勝(2分14敗)で、全12チーム中の最下位に沈んでいる。1932年のチーム創設から84年間の歴史のなかで、ワースト記録を更新していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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