宇佐美×柿谷、天才が語る“天才論” 「あのゴールは象徴」と語った衝撃の瞬間とは?

柿谷曜一朗と宇佐美貴史がオンライン対談【写真は会議アプリZOOMのスクリーンショットを加工したものです】
柿谷曜一朗と宇佐美貴史がオンライン対談【写真は会議アプリZOOMのスクリーンショットを加工したものです】

「0.5秒ぐらいの間での判断」 柿谷の衝撃ヒール弾に「This is ジーニアス」

宇佐美「あれ、どういうつもりでやったんですか?」

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柿谷「あのシュートの前、俺ちょこんってジャンプしているの知っている?」

宇佐美「右でのタッチでずらす前?」

柿谷「そう。リカルドがヘディングする時ぐらいに俺、ほわってジャンプしてるねんやんか。(当時)たぶん、ヘディングであそこに落とすと思わへんかってん。前にいるDFを越えて俺もヘディングでいこうと思っていて。でも、ジャンプした時ぐらいからもう(ボールが)右足に向かって来ていた。めっちゃゴール近いのは分かっていたし、前に(杉本)健勇おるのも分かっていたけど、健勇に落とすコースもない。右に敵おる、左から(DFが)戻って来ている、ぐらいまでは覚えているねんけど、0.5秒ぐらいの間での判断やったんかな」

宇佐美「咄嗟でしょ。気付いたらやっていた」

柿谷「右足に(ボールが)止まった瞬間に『あっ』みたいな。そこから咄嗟やと思う。相手の場所に合わせて(シュートを打ったの)やと思う」

宇佐美「説明できひんゴールがいいんですよ。俺は大体『GKがこうきましたから打ちました』っていう、そういうゴールが多いけど、『分からへん』『それぐらいまでは覚えているねんけど』とか言ってみたい(笑)。あれ、文字に起こしても伝わらないよな。『天才とはなんぞや』というのには、この動画を貼り付けたらいい。This is ジーニアス」

 思わず宇佐美が前のめりになってしまうような芸術的なシュートだったが、柿谷自身も引き出しからアイデアを選別する感覚はなかったようだ。まさに体が勝手に動いた一発。“天才”としてその名を知らしめてきた2人だが、共通して豊かな感性を表現するプレーに心を打たれるようだ。

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