元ブラジル代表FWパト、古巣ミランへの“愛”明かす 「離れたくなかったけど…」

ミラン時代のFWアレシャンドレ・パト【写真:Getty Images】
ミラン時代のFWアレシャンドレ・パト【写真:Getty Images】

ミラン時代は負傷に泣き、2013年に移籍 「再起動が必要になった」

 ブラジルの名門サンパウロでプレーする元同国代表FWアレシャンドレ・パトが、衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版に対して、古巣であるACミランへの思いなどを語っている。

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 パトは17歳にしてミランに加入すると、イタリアサッカー連盟の規定により18歳になるのを待ってデビュー。そしてスピードあふれるプレーで活躍し、リーグ優勝にも貢献した。一時は当時ミランの会長を務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏の娘であるバルバラさんとの交際も伝えられ、ミランで長いキャリアを送ると見られた。しかし、負傷などもありミランを離れるとイングランドやスペイン、中国でのプレーも経験して今は母国のサンパウロに戻っている。

 パトは「とても若い時期にミランに来て、大きな責任を感じた。最初のうちは上手くいって、リーグ優勝は素晴らしい思い出だね」と話す。一方で、そこにある後悔は年に1回を超えるペースで繰り返した負傷だと話す。若い時期に足りなかったものと、今の変化をパトはこう話している。

「後悔は怪我だ。今や多くの国を旅して経験を積んで成熟し、トレーニングにも違う考えを持っているけど、当時にその知識はなかった。行うべきトレーニングがたくさんあったし、今ではどのような食事をとるべきかも知っている。それがなかったから、自暴自棄になった時期がある。ミランのことが好きで離れたくなかったけど、再起動が必要になった」

 パトは食事やトレーニングの知識がなかったことが繰り返す負傷につながったという後悔を口にしている。そして2013年にミランを離れてから何度か復帰説も出たものの、それは実現していない。それでも「イタリアとミランは永遠に心に残っている」と、ミラン愛は変わらないと話した。

 ミランは近年の低迷が続くなかで、黄金期を知る存在も次々とクラブを離れている。ブラジルからミラン愛を語るアタッカーは、引退までに再びミランのユニフォームに袖を通す日が来るのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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