怒りのドルトムントサポーターがチケット高騰に抗議 テニスボールを投げ入れた理由とは!?

フットボールは誰もが楽しめるスポーツ

 ドイツではフットボールが労働者のスポーツである一方、テニスは富裕層のスポーツというイメージが通念のようだ。この試合でシュツットガルトはアウエーサポーターに6000席を用意。シュツットガルトはドルトムントサポーターに、立ち見席に19.5ユーロ(2535円)、最も安価な座席で38.5ユーロ(5000円)という通常よりも割高な値段を設定した。ドルトムントサポーターはこれに対して怒りを示していた。

 カンバック氏は、こうも続けた。

「もちろん、イベントの進行を邪魔されれば、妨害されたと感じる人間もいるかもしれない。でも、これはいいことだ。市民に よる反抗の手法だからね」

 イングランドでも入場券の値上げは社会問題となっている。サポーターの抗議行動により、値上げをやめるクラブも出ている。同氏は「実際の所、立ち見席の値段はイングランドの最も安い席と比べると安価だ。しかし、立ち見席の数は多くない。座席の価格はイングランドのスタジアムの価格と大差ない」とも主張している。

 全世界で報じられた黄色い抗議行動で、ブンデスリーガの入場料高騰の流れに歯止めはかかるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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