今季6得点4アシストのパイェが標的に

　ウェストハムで今季6得点4アシストを挙げ、チームの躍進を支えるフランス代表MFディミトリ・パイェに、ヨーロッパの移籍市場で猛威を振るう中国のクラブから3800万ポンド（約65億円）、年俸700万ポンド（約12億円）という破格オファーが届いているようだ。英国営放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

　パイェは昨夏にフランス1部マルセイユからウェストハムに移籍。プレミアリーグ初挑戦ながら開幕から9試合で5得点3アシストを記録するなど、チームのスタートダッシュに大きく貢献し、前半戦のリーグMVPと讃えられるほどの活躍だった。昨年末に左足首の負傷で1カ月戦線を強いられ、その間チームはリーグ戦で1勝5分1敗と足踏みを強いられた。チームに欠かせない中心選手となっていた。

　この冬の移籍市場で中国1部・江蘇蘇寧が5000万ユーロ（約65億円）でシャフタール・ドネツクから元U-21ブラジル代表MFアレックス・テイシェイラを獲得し、アジアフットボール界最高額の移籍を実現させたが、それに比肩する超大型オファーが届いたと見られている。クラブ名は明かされていないが、そのオファーは移籍金3800万ポンドというもので、昨夏ウェストハムがマルセイユに支払った移籍金は1075万ポンド（約18億2800万円）の3倍以上となった。