「チーム愛の熱量が違う」 メキシコに学ぶ“女子プロリーグ”成功の鍵、現地日本人の視点

ケレタロのU-16でアシスタントコーチを務める給田洋右氏【写真:福岡吉央】
ケレタロのU-16でアシスタントコーチを務める給田洋右氏【写真:福岡吉央】

下部組織を抱える女子チームも出現「レベルはまだ低いけど盛り上がっています」

 日本の一部のチームのように、毎回練習場所を探さなければならないという苦労もない。どのクラブも男子の年代別チームを多く抱えており、グラウンドには困らないからだ。

 給田氏は言う

「なでしこのブームはもう終わっていますけど、メキシコは男子と同じチームなので、ブームではなく、チーム愛の熱量が違う。世界の中でもお客さんが入っている有数の女子リーグだと思う。土地代が安いので、ピッチも多いですし、レベルはまだ低いけど盛り上がっています」

 いくつかのクラブは、女子もトップチームとは別に下部組織を抱えており、若手の育成にも熱心だ。

 現時点で日本の女子プロリーグの詳細については決まっていないが、日本もブームではなく、長期的に継続して集客できる術を見つけ、次世代を育成できる環境を構築すれば、リーグの成功にもつながるはず。なでしこジャパンは11年の女子W杯で優勝した後、15年は準優勝、19年は16強と、世代交代の波が押し寄せてきているが、新たにプロリーグがこれまでのなでしこリーグ以上に育成の機能を果たせば、代表にも再び世界で戦えるだけの戦力が揃ってくるのではないだろうか。

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)


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