「日本でプロの夢をつかんだ」 清水ユース出身、ペルー人DFの“異色の経歴”に母国注目

J1清水エスパルスのDFノリエガ・エリック【※画像:清水エスパルス公式サイトのスクリーンショットです】
J1清水エスパルスのDFノリエガ・エリック【※画像:清水エスパルス公式サイトのスクリーンショットです】

ユースから昇格したペルー人DFノリエガ・エリックに母国メディアが注目

 J1清水エスパルスのペルー人DFノリエガ・エリックは今年、清水ユースからトップチームに昇格してルーキーイヤーに臨んでいる。ペルー国籍ながらJクラブユースからプロ契約という異色のキャリアについて海外メディアで語った。

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 愛知県で生まれたノリエガは、6歳から家族で母国ペルーに移り住み、強豪のアリアンサ・リマのアカデミーチームに所属。中学3年の秋に日本へ戻り、高校1年から清水ユースでプレーしてきた。昨年11月に2020年のトップチーム加入が決まったなかで、今季開幕戦となったFC東京戦(1-3)はベンチ外。それでも母国での注目度は高いようで、ペルーメディア「depor.com」が18歳のDFを取り上げている。

「彼は2001年に日本で生まれたが、文化と将来のために両親の母国ペルーへと渡った。6歳と幼い段階で、彼はサッカーに目覚めた」とボールを蹴り始めた生い立ちを説明。10年後に日本へ戻ってくることになるが、ノリエガ自身も当時を振り返っている。

「日本に引っ越す必要があったため、簡単ではなかったけどアリアンサ・リマを退団しました。ペルーで10年もの月日を過ごしたため、来日しても何も覚えていなかった。清水に加入した時、チームには純粋な日本人しかいなかったので、僕が適応するために手助けしてくれました。言語だけでなく、日本の文化も学ばせてくれた」

 記事では、「清水で日本の社会だけでなく、日本のプレースタイルに適応する機会も得た。南米風ではなく、技術に特化したスタイルだ」と指摘。ノリエガも「最初は日本のスタイルに適応する必要があったのでプレーできていなかったけど、適応できた時にはU-18で際立った存在になれていたため、日本でプロの夢をつかむことができました」と語っている。

 ペルー人ながらJクラブのユース出身と異色のキャリアをスタートさせたエリック。中断期間中の3月28日に行われたトレーニングマッチのジュビロ磐田戦(3-2)に途中出場しており、実戦デビューしている。アグレッシブな守備を得意とする18歳に今後も期待が寄せられそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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