キャプテン遠藤が明かした韓国撃破の裏側 「監督は凄い」と脱帽したマネジメント力とは

0-2から怒涛の3ゴール “運”を引き寄せたチームの一体感

 アジア王者のキャプテンとなったU-23日本代表MF遠藤航(浦和)は、「リオを決めた時というより、優勝して胴上げをしたいと思っていた。監督をリオに連れて行けることと、監督を胴上げできたことが良かった」と、手倉森誠監督を3回胴上げすることができた喜びを語った。

「誰も予想できないようなゲーム展開になったと思う。監督も『いい準備をして勝つつもりでやっていけば運は転がってくる。引き寄せるのは自分たち次第だ』と言っていた。そのとおりになったので、監督は凄いなと思った。諦めない気持ち、最後まで一体感を出してやっていくのがあったからこそ、こういう結果を得られたと思う」

 30日に行われたリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたAFC・U-23選手権決勝の韓国戦は、日本にとって苦しいゲーム展開になった。前半に先制を許すと、後半の立ち上がり2分にも追加点を奪われて0-2とされる絶体絶命のピンチに陥った。

「2点先に取られたのが今大会初めて。これ以上失点しないことと、早く追いつきたいと思った。後半の立ち上がりだったので、まだ追いつけると思っていたし、落ち着いて(試合を)進めたいと思っていた」

 日本に反撃の時間帯が訪れたのは、後半15分にFW浅野拓磨(広島)が投入されたところからだった。スプリント能力に優れるFWが入ったことで、相手の前でボールを受ける攻撃から裏に飛び出す攻撃に変化が加わった。しかし、キャプテンはその前の時間帯が大逆転への大きな布石になったと語っている。

 

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