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食野所属の経営難ハーツ、主将が給与50%カットに合意 「それぞれの決断を支持する」
FWネイスミスが給与50%カットに合意「それぞれが自分のできることをすればいい」
U-23日本代表MF食野亮太郎が所属するスコットランド1部ハーツは18日、新型コロナウイルスの影響を受けて経営難となり、選手ら関係者に給与の50%削減を求めた。これにキャプテンのスコットランド代表FWスティーブン・ネイスミスが合意したという。英公共放送「BBC」が報じている。
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世界中で感染拡大する新型コロナウイルスの影響をサッカー界も大きく受けている。今夏に開催予定だった欧州選手権(EURO)やコパ・アメリカ(南米選手権)の延期が決定するなど、国内リーグだけでなく国際試合へも問題が発展している。
そんななか、食野が所属するスコットランドリーグのハーツも大打撃を受けた。クラブは18日に公式サイトで、新型コロナウイルスの影響でリーグが中断されていることに触れ、「中断期間、試合に関する収入がないこと」と、「試合日以外でもイベントやレストランなどから収入を得られない」理由から経費削減の措置を強いられていると説明。クラブとしては、4月初旬から「フロント、マネージャー、監督、選手、スタッフ全員に月給50%カットを要請した」と明かしていた。
主将のネイスミスは、クラブ存続のために給与50%カットに率先して合意したようだ。英公共放送「BBC」によれば、33歳のスコットランド代表アタッカーは「チームメートがそれぞれの決断をしても、彼らを支持する」と話しているという。
「家族と僕は、長いキャリアを通じてフットボールは僕たちに非常に良くしてくれたと感じている。だから、僕は個人的に50%の給与カットは受け入れるべきだと思っている。これが何かしらの形で、困難な時期にあるクラブの存続に貢献し、今苦しんでいる人たちの仕事の手助けになることを願っている。チームメート全員が、それぞれの財政事情、家庭、家族があるのを理解している。それぞれが自分のできることをすればいい」
その他の選手やスタッフはどのような決断を下すのか。クラブ存続を含めて、引き続き注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)