本田圭佑、伝説の“ブレ球FK”から10年! CL公式がCSKA時代の衝撃25m弾に再脚光
2009-10シーズンのCL16強セビージャ戦で決めた決勝弾に再注目
ボタフォゴの元日本代表MF本田圭佑は現地時間15日、リオデジャネイロ州選手権バングー・アトレティコ・クルーベ戦(1-1)に先発出場し、ブラジル初陣でPKによる1ゴールをマークした。キャリア8クラブ目で新たなスタートを切ったなか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)公式ツイッター日本語版は翌16日に1本の動画を公開。「10年前…」と綴り、CSKAモスクワ時代の本田が決めた伝説のFK弾に再びスポットライトを当てている。
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CL公式ツイッターが公開したのは、2010年3月16日に行われたCLラウンド16の第2戦、セビージャ対CSKAのワンシーンだ。CSKAがホームでの第1戦を1-1のドローで終え、敵地サンチェス・ピスフアンに乗り込んだ一戦、当時23歳の本田はスタメンに名を連ねた。前半を1-1で折り返し、迎えた後半10分だった。
CSKAは敵陣右サイド、ゴールまで約25メートルの距離でFKを獲得すると、本田がキッカーを務める。相手GKも警戒するなか、本田が助走から左足を強振すると、強烈な一撃がゴール枠内へと飛んだ。シュートはセビージャGKアンドレス・パロップの正面をついたかに見えたが、不規則に変化。パロップはパンチングで逃れようとするも弾ききれず、ニアサイドのネットを揺らした。
本田のCL初ゴールで2-1と勝ち越したCSKAは、2戦合計3-2でクラブ史上初のベスト8に進出。準々決勝でインテルに2戦合計0-2で敗れたものの、歴史を塗り替えた本田の“ブレ球FK弾”は今も語り継がれる伝説のゴールとなっている。
本田自身もこの試合の約3カ月後、日本代表の一員として臨んだ南アフリカ・ワールドカップで2ゴールと大活躍。2010年の飛躍を予感させる一撃でもあった。新天地ボタフォゴでも、歴史に残る一撃を決められるのか。33歳となったレフティーの飽くなき挑戦から目が離せない。