トルコ移籍から半年でプレミア復帰か

　今季ここまで13位に低迷するチェルシーが、1月の移籍市場でフェネルバフチェのオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーに対する電撃オファーに出る可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

　24日に敵地エミレーツスタジアムでアーセナルを下したチェルシーだが、悪童ジエゴ・コスタが負傷交代していた。現在2番手のフランス代表FWロイク・レミーも期待されたほどの活躍ができていないため、レスターやニューカッスル、クリスタルパレスに放出される可能性が浮上している。

　現在、チェルシーはコリンチャンスからブラジル代表FWアレシャンドレ・パト獲得で合意に達したと地元メディアでレポートされている。ACミランで活躍するも、怪我続きでブラジルに復帰。サンパウロで56試合26得点と好調をキープし、再び欧州上陸のチャンスをつかんだ。

　さらに、パトのみならず今季マンチェスター・ユナイテッドからトルコの強豪フェネルバフチェに移籍したファン・ペルシーに白羽の矢が立ったとレポートされている。現在ブラジルリーグはオフでコンディションと怪我の続いたパトの現状に対する不安を解消するために、チェルシーは天才レフティを期限付き移籍で獲得することを検討しているという。ファン・ペルシーは新天地で途中出場が多い中、リーグ戦18試合出場で7得点を記録している。

　ファン・ペルシーは、かつて所属していたアーセナルでもユナイテッドでも得点王を取っており、プレミアリーグでの実績は申し分ない。オランダ人で同郷の恩師フース・ヒディンク監督の下で32歳のストライカーがプレミアで3クラブ目の強豪に移籍する可能性が浮上している。チェルシーを悩ませてきた悪魔のような左足が今度は頼もしい味方となるのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images