香川真司、マンU退団の“潮時”を悟った瞬間を米メディアで告白 「選手なら誰だって…」

マンチェスターU時代の香川真司【写真:Getty Images】
マンチェスターU時代の香川真司【写真:Getty Images】

日本人選手として初めてマンUでプレーし、ハットトリックも達成したが…

 スペイン2部サラゴサのMF香川真司はかつてイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドでプレーし、プレミアリーグで初めてハットトリックを達成したアジア出身選手としてサッカーの母国にその名を刻んでいる。しかし、在籍期間はわずか2年。2014年夏に再びドイツ1部ドルトムントへ帰還することになるが、ある2選手の獲得が退団を決断する決め手になったという。米メディア「The Athletic」のロングインタビューで本人が明かしている。

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 香川は2010年夏にJ1セレッソ大阪からドルトムントへ完全移籍。ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)の下、攻撃的MFのレギュラーを任され、ブンデスリーガ2連覇に大きく貢献した。

 その活躍が認められ、2012年6月に名将アレックス・ファーガソン率いるユナイテッドへ移籍。加入初年度はリーグ戦20試合6得点を記録して、日本人選手として2人目となるプレミアリーグ優勝を経験した。

 しかし、2013-14シーズンにデイビッド・モイーズ監督(現ウェストハム監督)が就任すると状況が一変して出場機会が激減。ライアン・ギグス暫定監督を経て、ルイス・ファン・ハール監督が就任した2014-15シーズン、開幕直後にドルトムント復帰を決断している。

 香川は当時を「僕は常にプレーしていたかったけど、試合に絡めなくなってそれができなかった」と回顧。記事では、クロップ監督が香川のユナイテッド在籍時に「シンジは世界でベストプレーヤーの1人だが、今はマンチェスター・ユナイテッドの左ウイングとして20分プレーしている。悲しいよ。セントラルミッドフィールダーがシンジのベストの役割だ。彼は私が見てきたなかでも指折りのゴール嗅覚を持った攻撃的MFだ。しかし、ほとんどの日本人にとって、ドルトムントよりもマン・ユナイテッドでプレーすることのほうが多くの意味を持っている」と話していたことを紹介している。

 2014-15シーズンを“勝負の年”だと捉えていた香川にとって、ファン・ハール監督が2人の強力な攻撃的選手を獲得したことが、退団への決め手になったという。

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