名将ペップを「野郎」呼ばわり? 元バルサDF、“俺様”イブラヒモビッチとの会話を回顧
元ウクライナ代表DFチグリンスキーがイブラヒモビッチとの逸話を告白
ギリシャ1部AEKアテネの元ウクライナ代表DFドミトロ・チグリンスキーは、2009年からの1シーズンをバルセロナで過ごした。当時チームメイトだった元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現ACミラン)との会話を振り返り、イブラヒモビッチが“犬猿の仲”であるジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)について語っていたことを明かした。ロシア放送局「RT」が伝えている。
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イブラヒモビッチがバルセロナ時代、グアルディオラ監督との間に確執が生じていたことは周知の事実だ。2010年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム監督)率いるインテルに敗れて準決勝敗退を喫した際、ロッカールームでグアルディオラ監督に対し、「お前は臆病者だ」と怒鳴ったと明かしていて、自著「アイ・アム・ズラタン」でも「ペップ(グアルディオラ監督の愛称)はメッシを喜ばせることを選んだ。彼は私を評価しなかった」と述べている。
チグリンスキーは当時、そんな2人の“ドラマ”を一番近くで見ていた一人だ。33歳となった元ウクライナ代表DFは、YouTubeチャンネル「Вацко Live」で、「一度、イブラに激しくタックルしたことがある。そうしたら、トレーニング後に彼は私に『ブラボー。素晴らしかった』と言った」と述べ、バルセロナ時代にイブラヒモビッチとの距離が縮まることになったきっかけを告白した。
チグリンスキーは2009-10シーズンのみでスペインを離れているが、その後の2011年に代表遠征でキプロスヘ行った時にバルセロナからミランへ移籍したイブラヒモビッチと再会したという。「ズラタンが私のところに来て、こう言ったんだよ。『最悪だ。俺はあの野郎から去らなければならなかった』とね」と会話を回顧。どうやら、当時のイブラヒモビッチはグアルディオラ監督の影響でバルセロナ退団を余儀なくされたと思っていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)