メッシ、“レアル包囲網”に沈黙を海外メディア酷評 「アルゼンチンのメッシになった」
時に4人がかりで囲まれ、伝統の“エル・クラシコ”でノーゴールに終わる
バルセロナは現地時間1日、リーガ・エスパニョーラ第26節レアル・マドリード戦で0-2と敗れた。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはレアルの包囲網の前に無得点に終わったが、海外メディアは「バルセロナのメッシは、アルゼンチンのメッシになった」と、A代表で“無冠”が続くことを引き合いに出し沈黙ぶりを伝えている。
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伝統の“エル・クラシコ”で敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだバルセロナだが、後半26分にレアルFWヴィニシウス・ジュニオールに右サイドを突破され、力強いドリブルから先制点を叩き込まれた。さらに同アディショナルタイムには、途中出場の相手FWマリアーノ・ディアスに決定的な2点目を許した。
劣勢を強いられたバルサでメッシも不発に終わったなか、アメリカのスペイン語スポーツチャンネル「TUDN」は、メッシに対するレアルの“4人包囲網”に注目。公式インスタグラムで「史上最高のメッシは大空翼の構図。レアル全員によって、常に囲まれ、常に監視されている」と、レアルの選手に囲まれるなかでドリブルをするメッシの写真を公開した。
世界的人気を誇る日本の漫画「キャプテン翼」の主人公である大空翼が、相手に囲まれるワンシーンは名場面として知られるが、メッシが囲まれている瞬間の写真と比較する形で掲載されていた。
一方で、アルゼンチン紙「Ole」は「メッシ:囲まれてゴールなし」と見出しを打ち、クラシコのメッシを分析している。
「バルセロナはベルナベウで苦しんだが、メッシが最高の日曜日を迎えていなかったからだ。彼がボールに触れると複数の選手が囲んでプレッシャーをかけ、ミスを誘った。メッシはこの日曜日まで、レアルの本拠地を19回訪れ、10勝3分6敗。ハットトリック1回、3回の1試合2得点を含めて15ゴールを挙げていた。しかし、この日はまったく違った。アルゼンチン人は包囲され、沈黙した」
また、海外サッカー専門サイト「BeSoccer」スペイン語版も「バルセロナのメッシは、アルゼンチンのメッシになった。常に優れているわけではないが、パフォーマンスの低下は明らかだった。むしろアルゼンチン代表チームでいつも出しているプレーくらいに見えた」と独自の見解を述べている。
伝統のクラシコゆえ、不発に終わったメッシはいつも以上に注目を集めているようだ。