バイエルン監督、ロックスターに反論 CL戦前夜の“宴会”暴露に「私とともにほんの少しだけ」

バイエルン・ミュンヘンのハンス=ディーター・フリック監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのハンス=ディーター・フリック監督【写真:Getty Images】

チェルシー撃破の前日に“宴会”していたとボン・ジョヴィ氏が暴露も…

 ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンのハンス=ディーター・フリック監督は、2月25日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦前夜にロンドンでチームが“酒盛り”していたというロックスター、ジョン・ボン・ジョヴィ氏のコメントについて「なぜそこまで誇張したものになるのか」と反論している。

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 敵地でのチェルシー戦で3-0と快勝したバイエルンは、CL準々決勝に大きく近づいたと言える。その試合に向けて前日からロンドン入りしていたバイエルンの面々は、前夜にホテルのバーで宴会を開いていたという。たまたま同じホテルに居合わせたジョン・ボン・ジョヴィ氏が英ラジオ局「talk SPORT」に出演した際に、その詳細について語っていた。

 そこでは「ウイスキーやビールの力を借りてチェルシーを圧倒したみたいだね。バイエルンの選手たちはウイスキーをすすりながら古き良き時代を過ごし、チェルシーを打ち負かした」と、酒宴が開かれていたことを想像させる言葉があった。

 しかしながら、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が動画で公開したフリック監督の記者会見では、そうした規律の緩みを否定。そして、その“飲み会”に勘違いされたものは、指揮官の誕生日をささやかに祝うものだったと反論した。

「確かに、ボン・ジョヴィ氏が私たちの後ろの席に座っていたのは見かけた。数人はクラブのジャージを着ていたのも事実だね。クラブの責任において、彼らはほんの少しだけのアルコールを私とともに口にしたにすぎない。それが、なぜそこまで誇張したものになるのか。私の誕生日をささやかに祝うものだった。これはルンメニゲCEOも良いアイディアと言ってくれたもの。そこにチームがいたのは事実だが、話した通り飲み物はほんの少しだった」

 試合前夜の騒動になった2月24日はフリック監督の55歳の誕生日だった。それをチームで祝った際に、少量のアルコールを摂取した選手もいたことは認めたものの、大宴会を繰り広げたわけではないことを主張。ボン・ジョヴィ氏が語った表現は誇張されたものだと話している。

 いずれにせよ、敵地に乗り込んでチェルシーを3-0で破ったゲームこそ、指揮官への最高の誕生日プレゼントになったはず。フリック監督は、クラブ全体で認められた行動だったことを強調していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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