宇佐美貴史、G大阪“変革”のキーマンを指名 「異質やったけど必要」と期待する選手は?

練習の雰囲気に変化が表れる 宇佐美「結構ゲキを飛ばしてくれる」

「結構言うから、裕二。練習中も結構ゲキを飛ばしてくれる。練習中に声を荒げて、機能していないことをキレてくれる選手。フラストレーションで言ってる部分もあるし、文句になっている時もあるけど……。(岩下)敬輔くんがいた時みたいな感じ。言ってくれるから、プレーヤーとしてはもちろんのことやけど、キャラクターとしてはフィールドには絶対いて欲しい」

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 低迷していた昨季も、宮本監督は練習中から厳しい声が飛ぶことを求めていた。2014年に三冠を達成した時にはDF岩下敬輔(鳥栖)が中心となり、叱咤激励しながらも軽いプレーや安易なミスを許さない高め合う環境を作れていた。だが、ここ数年は主将の三浦らが奮闘はしているものの、足りない部分は選手たちも認めざるを得ない状況だった。

 だが、小野の加入はそんな空気感を変えた。ある日の練習。負傷明けの小野が練習に加わると、やはり場は締まった。高卒3年目のMF福田湧矢のプレーに対して小野が怒る。対する福田も縮こまることなく、険しい表情で訴えたという。宇佐美は、その雰囲気こそが成長につながると感じている。

「締まるというか。(怒られて)シュンとしてしまう選手はしてればいいけど、裕二が湧矢に対してめっちゃキレてる時に、湧矢も『あぁ??』っていう顔をしているのも見て、すごくいいと思った。湧矢もそこで言い返さへんけど、そういう顔をできるから。その感じはすごくいい。裕二がいると生み出してくれる」

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