オーバメヤン、アーセナル“まさかのEL敗退”に茫然自失 「なんと言えばいいのか」
EL32強オリンピアコス戦、アウェーゴール差で敗退 オーバメヤンが悔しさ露わ
アーセナルはUEFAヨーロッパリーグ(EL)のラウンド32でギリシャの名門オリンピアコスと対戦し、アウェーゴールの差で敗退が決定した。エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは「なんと言えばいいのか」とまさかの敗退に茫然自失となった。英紙「デイリー・メール」が試合後の選手コメントを報じている。
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アーセナルは敵地でのファーストレグに1-0で勝利しており、優位な立場で試合を迎えた。しかし、後半8分に左CKからDFパプ・アブ・シセにヘディングシュートを決められ、同点に追いつかれた。
一進一退のまま進み、試合は90分では決着がつかずに延長戦に突入。すると延長後半8分にはオーバメヤンが豪快なバイシクルシュートを決めて、勝ち越しに成功した。ただし、喜びは束の間で、終了間際の同14分にモロッコ代表FWユセフ・エル=アラビに得点を許してしまい、合計スコアは2-2だがアウェーゴールの差でオリンピアコスが優位に立った。
アディショナルタイム3分にはアーセナルが相手陣内に攻め込み、相手DFのクリアがゴール前にこぼれた。これに反応したフリーのオーバメヤンは至近距離からシュートを放つも、枠を捉えることができず。この上ないラストチャンスを逃し、オーバメヤンは顔を覆ってその場に跪き、見ていたミケル・アルテタ監督も頭を抱えた。
そのまま試合はタイムアップとなり、オリンピアスが逆転でベスト16に駒を進めた。この結果を受け、キャプテンのオーバメヤンは肩を落とし、「とても、とても残念だ。なんと言ったらいいのか。とても厳しく、タフな結果だ」と試合を振り返った。
決定機を逃したラストプレーについても「なぜあのチャンスでミスしてしまったのかは分からない。足は痙攣していたけど、決めなければなかった」と悔しさを露わにしている。
プレミアリーグ9位と苦戦が続くアーセナルにとっては、このELは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得(優勝チームに出場権が与えられる)のチャンスでもあったが、その道も決勝トーナメント1回戦で閉ざされた。クラブにとって受け入れがたい痛恨の敗戦となってしまった。