親善試合に乱入したC・ロナウドの“影武者”が話題に ベンゼマと会話するシーンも

 1-2とィオレンティーナのリードで迎えた後半29分だった。ビオラ(フィオレンティーナの愛称)のコーナーキックのチャンスで異変が起きた。レアルはMFアシエル・イジャラメンディとサミ・ケディラの代わりに、MFアルバロ・メドランとブルギの若手を投入したが、白いユニフォームを着たフィールドプレイヤーが11人いた。スタイル抜群のはずの「背番号7」がいつもより豊かな腹回りで、クロスを警戒しながらエリア内でしばらくポジションを取っていた。
 ロナウドは前半に1得点を挙げ、すでにベンチに下がっていたが、右コーナーからクロスが入る時点で、両軍選手とレフェリーはようやく異変に気づいた。
 実は「背番号7」のユニフォームキットから髪型までを“完コピ”したファンで、フランス代表FWカリム・ベンゼマとピッチ上で会話する一幕もあったという。
 主審のダニエル・ステファンスキー氏に促されながらベンチ方向にゆっくりと足を向け、“退場処分”となった「フェイクロナウド」だが、まるで試合のワンシーンのようだった。英地元紙デイリー・メールも影武者出没を報じるなど、欧州を中心に大きな話題を呼んでいる。試合は1-2でレアルが敗れている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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