注目度急上昇のドルトムント新星MF、“代表チーム選択権”を巡り4カ国が争奪戦

A代表への招集が注目されるレイナ【写真:Getty Images】
A代表への招集が注目されるレイナ【写真:Getty Images】

注目を集める17歳MFジオバンニ・レイナ、米代表選択濃厚だが他国も可能性あり

 ドルトムントの新星MFジオバンニ・レイナは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン(PSG)戦でクラブ史上最年少での出場を果たし、注目を集めている。これまで年代別の代表チームはアメリカとなっているレイナだが、衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版は他にも3カ国の代表チームを選ぶ権利を有していると主張している。

 今季初めにニューヨーク・シティFCのアカデミーからドルトムントに入団したレイナはU-19カテゴリに所属し研鑽を積んでいたが、今年1月18日に行われたアウクスブルク戦で交代出場しトップチームでのデビューを果たしている。

 その後も途中出場ながらトップでの出場機会を得て、2月4日には国内カップ戦のブレーメン戦でゴールを記録。さらには、2月18日のPSG戦にも出場し、17歳3カ月5日という記録でクラブ史上最年少CL出場を飾り、その試合でアシストを記録したことで全世界からの注目を集めることになった。

 元アメリカ代表MFクラウディオ・レイナ氏を父に持つジオバンニ・レイナは、父がサンダーランド所属時に生まれており、幼少期をイングランドで過ごした経歴を持つ。それに目をつけたFA(イングランドサッカー協会)は、レイナを早いうちにA代表へ招集してしまおうと画策しているとの噂が報じられている。

 それに対して「スカイ・スポーツ」ドイツ版は、レイナには国籍のアメリカ、生誕地のイングランドを含めて4カ国の代表チームに入れる可能性を有していると主張。その4カ国の詳細を伝えている。

 同メディアが最も可能性が高いとして挙げた国は、アメリカとなっている。U-15から各年代別でアメリカ代表入りしているレイナは、現在も東京オリンピック出場を目指すU-23アメリカ代表のメンバーに選出されている。同国のパスポートを持ち人生で最も長く過ごしている国なので、A代表においても同国を選択する可能性が高いと報じている。

 その他の3カ国としては、協会が興味を示しているイングランド代表、父方のルーツであるアルゼンチン代表、そして母方のルーツであり国籍を保有しているポルトガル代表を挙げている。

 アメリカ代表を選ぶ可能性が高いとされるが、アルゼンチン代表を選びFWリオネル・メッシ(バルセロナ)との共闘、あるいはポルトガル代表を選びFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)と並び立つ可能性があると同メディアは伝えている。

 代表選択が注目されるレイナだが、どのような決断を下すのだろうか。

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