ハットトリックの鎌田大地、相手翻弄の股抜きが”最優秀スキル”認定 「素晴らしい夜」
EL32強ザルツブルク戦で3得点を挙げるだけでなく、相手を翻弄するテクニックも披露
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間20日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32初戦のザルツブルク戦でハットトリックを決め、4-1の勝利に貢献した。大会公式インスタグラムは試合中に見せた華麗な股抜きにも注目し、この日の“最優秀スキル”に選出されている。
元日本代表MF長谷部誠とともに先発出場した鎌田は右サイドでプレー。前半12分、DFアルマミ・トゥーレのクロスをペナルティーエリア内で受けると、飛び出そうとする相手GKの股を抜く一撃で先制ゴールを挙げた。さらに同43分にはカウンターから1人で持ち込み、ゴール前での鋭い切り返しでマーカーをかわして追加点。後半8分には左サイドからのクロスを頭で押し込み、クラブ史上初のELハットトリックを達成した。
3発のゴールショーを見せた鎌田だが、4-0で迎えた後半20分にもテクニックで魅せた。左サイドでボールを持った際、すかさずザルツブルクの選手が2人プレッシャーをかけに来たが、足裏でボールをコントロールするとともに、右足アウトサイドでボールを弾き、ザルツブルクDFパトリック・ファルカスの股を鮮やかに抜き、味方のMFセバスティアン・ローデにパスを通してみせた。
EL公式インスタグラムは、「ハットトリックのヒーローが『スキル・オブ・ザ・デイ』勝者。フランクフルトのダイチ・カマダにとって素晴らしい夜!」と綴り、このワンプレーを20日の“最優秀スキルに認定”。海外ファンからも「勇気ある股抜き」「この日のベスト」「私の中でサプライズだった」「アイントラハトを何度も救った過小評価されているビースト」と称賛の声があがった。
ザルツブルク戦の活躍で世界の“鎌田評”はさらに上がりそうだ。