ピケのツイートをきっかけに泥仕合に

　これを受けてレアル・マドリードOBのグティ氏が、バルセロナがリーガ・エスパニョーラ第14節でバレンシアに1-1で引き分けた際に「勝ち点1おめでとう」と、ピケの挑発に反撃。レアル・マドリードのスペイン代表DFアルバロ・アルベロアも、「バルサはここ10年の成績だけで、レアル・マドリードの歴史には及ばない」「ピケは将来的にコメディークラブに入る」と批判を展開した。さらにレアルOBで、現在はレアル・ソシエダでプレーするMFエステバン・グラネロも、2013-14シーズンに達成した10度目のUEFAチャンピオンズ・リーグ制覇時の写真とともに、「コンプレックスを忘れ、君よりも優れた人間に敬意を払ってくれ」というツイートを行っている。

　泥仕合の様相を呈するなか、スペイン代表で共に戦うレアルDFセルヒオ・ラモスは、カルレス・プジョル、シャビ、ラウール・ゴンザレス、イケル・カシージャスという両クラブの偉大な先人からピケも学ぶべきだと発言し、事態の収拾を図ろうとした。

　しかし、ピケも一歩も譲らない。アルベロアの発言に対しては「ただの知り合い」と一蹴。グラネロに対しても「何も言うことはないし、自分の考えを誰かがコントロールできない」と意に介さなかった。ピケとラモスに関しても以前より不仲が伝えられており、2014年のブラジル・ワールドカップでもセンターバックの連携が問題視されていた。