ブスケッツ発言が二大クラブの間の緊張感をさらに高めるか

　FCバルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツが、宿敵レアル・マドリードに対し「アトレチコ・マドリードの方が強い」と断言。緊張感が高まる両者の関係をさらに悪化させていると、スペイン紙「スポルト」が報じている。

「現時点ではアトレチコ・マドリードの方がレアル・マドリードより強い。全ての人がアトレチコ・マドリードがタイトルに挑戦できると信じている。彼らは常に向上しているし、良い選手も揃っている。彼らの勢いはこのままシーズン終了まで続くだろう」

　現時点でアトレチコは、勝ち点47で首位に立っている。1試合少ない2位バルセロナは勝ち点2差、レアルは勝ち点4差で3位につけている。現時点でリーグ戦首位のアトレチコの強さを認めた格好だが、”白い巨人”にとって同じマドリードに本拠を置くアトレチコより格下であることを印象付けるような屈辱的な発言となった。

　バルサとレアルの”ピッチ外”での緊張感は、最近高まりを見せている。事の発端は昨年12月2日に行われたスペイン国王杯カディス戦で、レアルが累積警告で出場停止の選手を起用したことで失格処分を受けた試合だ。衝撃的な凡ミスに、バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケがライバルのレアル・マドリードを嘲笑するような嬉し泣きの絵文字のみをツイートしたことに始まる。