マラドーナの再来!? アジアで衝撃の“神の手”誕生、海外反響「奇妙なハンドゴール」

AFCカップでハンドでの”神の手”ゴールが話題(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】
AFCカップでハンドでの”神の手”ゴールが話題(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】

AFCカップGS第1節、セレス・ネグロスのDFグロムメンが左手でボールを押し込み得点

 AFCカップのグループステージ第1節が10、11日に行われたなか、衝撃の“ハンドゴール”が生まれた。クロスに飛び込んで手でボールを押し込み、まさかのゴール認定。海外メディアは、1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)準々決勝でのアルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナによる“神の手”の再来だと報じている。

 AFCカップのグループG第1節、セレス・ネグロスFC(フィリピン)対スバイリエン(カンボジア)が11日に開催された。試合は、1月28日にFC東京とAFCチャンピオンズリーグのプレーオフを戦ったセレス・ネグロスが前半12分、日本人MF小田原貴のゴールで先制。そのわずか2分後だった。

 セレス・ネグロスは、フィリピン代表FWシュテファン・シュレックが右サイドから左足でクロス。浮き球が相手GKの頭上を越えてファーサイドに届いたが、飛び込んだフィリピン代表DFジョシュア・グロムメンの頭の上も通過。振り上げていた左手に当たり、そのままゴールネットを揺らした。

 映像では明らかに左手に当たっているが、CR・スリクリシュナ主審はゴールと認定。思わぬ形で2点目を手にしたセレス・ネグロスは、後半にスペイン人FWビエンベニード・マラニョンが2ゴールを挙げて4-0で快勝したが、試合後にはやはりグロムメンのゴールに話題が集中した。

 スポーツ専門局「ESPN」メキシコ版は、「新しい神の手! セレス・ネグロスのジョシュア・グロムメンは手で露骨にゴールを決めた」と言及。衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版は、「マラドーナの感性:AFCカップで奇妙なハンドゴール」と報じ、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版も「ジョシュア・グロムメンがAFCカップ2020でディエゴ・マラドーナの“神の手ゴール”を模倣する。主審と副審は反則に気づかなかった」とマラドーナを引き合いに出した。

 “誤審”だったとなれば、現代版“神の手ゴール”の波紋はさらに広がりそうだ。

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