韓国紙が「イニエスタ16年ぶり来韓」に注目 ACLで水原三星と激突、チケット完売は確実
神戸イニエスタが登録メンバー入り、19日の第2節で水原三星とアウェーで対戦
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するJ1リーグのヴィッセル神戸は、ACLに出場可能な外国籍選手の3人に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン、ブラジル人FWドウグラスを登録した。これを受けて、韓国メディアは「イニエスタが16年ぶりに来韓する」と大々的に伝えている。
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ACLグループステージで、神戸とG組で同居する韓国勢は水原三星ブルーウィングスだ。韓国のスポーツ紙「スポーツワールド」は、「イニエスタが水原三星ホームの“ビッグバード”(水原ワールドカップ競技場)に来る!」と報じ、2月19日の第2節で大物選手が来韓することに期待を寄せている。
イニエスタはバルセロナに在籍していた2004年、水原ワールドカップ競技場で水原三星と対戦。この試合は水原がバルセロナに1-0で勝利した。同紙は「イニエスタにとっては16年ぶりの水原三星との対決ということもあり、韓国内は大きな関心を寄せている」と伝えている。
また、同じく韓国のスポーツ紙「MKスポーツ」は「イニエスタのほかにもフェルマーレン、ドウグラスと豪華なメンバーが控えている」と神戸の戦力を警戒しており、ホームでの“韓日対決”が激しい試合になると予想している。
一方で、水原三星も今季の戦力に自信をのぞかせる。元韓国代表で主将のMFヨム・ギフン、昨季Kリーグ得点王(20ゴール)で元オーストラリア代表のFWアダム・タガート、元サガン鳥栖のMFキム・ミヌや韓国代表DFホン・チョルなど、主力メンバーは充実。さらに今季から2018-19シーズンにボスニア・ヘルツェゴビナのリーグで得点王となったFWスレイマン・クルピッチ、カナダ代表DFドニール・ヘンリーが加入し、19日の神戸戦にも姿を見せる予定だという。
いずれにしても“イニエスタ効果”もあり、約4万3000人を収容する水原ワールドカップ競技場が、満員になるのは確実と見られている。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。