チームに落ち着きを与えたキャプテン遠藤のアシスト 「イメージを共有できた」

先制ゴールは狙いどおりの形で奪う

 頼れるキャプテンが先制ゴールを導くアシストを決めた。16日のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選、グループリーグ第2戦のタイ戦で、日本は4-0と大勝。1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。この試合で貴重な先制ゴールが生まれたのは前半27分、主将のMF遠藤航(浦和)のパスに抜け出したFW鈴木武蔵(新潟)が右足を振り抜き、豪快にネットを揺らした。

 その先制ゴールについてキャプテンは「相手のアンカーの脇が空くという分析があって、そこに顔を出せて、武蔵から『裏』という声もあってパスを出せて良かった。イメージの共有というところで良かった」と振り返った。

 大会前にはインフルエンザを発症してチームから5日間完全に隔離されたと伝えられ、コンディションや連携に不安を残しながら大会へと突入した。しかし、フタを開けてみれば初戦の北朝鮮戦に続き2試合連続でフル出場。チームに落ち着きを与え、日本のグループリーグ突破に大きく貢献した。

「初戦を勝って次も勝って決めたいという思いがあって、内容的にも前回より良くなったと思うので、しっかり勝って決められて良かった。いつもどおり、立ち上がりから前からプレスに行って、つなげるところはつなごうと話していたので、できて良かった」

 

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