C・ロナウドがセリエAを変えた 伊記者が主張「プレミアの選手が来たいと思ってる」
2018年にロナウドがユベントスへ移籍し、多くのプレミア選手がイタリア移籍を決断
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、2018年にレアル・マドリードからユベントスへ移籍し、大きな話題を呼んだ。イタリアの敏腕ジャーナリストであるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組で、ロナウドの移籍がプレミアリーグの選手たちがセリエAに参入する後押しとなったと語っている。
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2009年にマンチェスター・ユナイテッドからスペインの強豪レアルへ移籍したロナウドは、絶対的エースとしてゴールを量産。2017-18シーズンには前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇達成に大きく貢献した。それを置き土産に18年夏、9年間にわたって在籍していたレアル退団を決断し、イタリアへ渡った。
そしてセリエAは2019年、ベルギー代表FWロメル・ルカク、チリ代表FWアレクシス・サンチェス(ともにユナイテッド→インテル)、イングランド代表DFクリス・スモーリング(ユナイテッド→ローマ)を含む計16選手をプレミアリーグから獲得。また、今冬だけでもイングランド代表DFアシュリー・ヤング(ユナイテッド→インテル)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミル・ベゴビッチ(ボーンマス→ミラン)、イタリア代表FWパトリック・クトローネ(ウォルバーハンプトン→フィオレンティーナ)と、近年の移籍市場でプレミアリーグからセリエAに参戦する選手が増えてきている。
ディ・マルツィオ氏は番組内で、2018年にロナウドがユベントス移籍をしたことが、世界中の選手たちがイタリアサッカーに挑戦する足がかりになったとの見解を示している。
「スモーリング、サンチェス、ムヒタリアン…多くのプレミアリーグ選手がイタリアに来たいと思っている。クリスティアーノ・ロナウドがイタリアに来たあとから、選手たちがここに来るにあたり、(イタリアサッカーに対する)考え方が何か変わったのだろう。2、3、4年前であれば、選手たちにとっての順位は1番がプレミアリーグ、2番がラ・リーガ、3番がブンデスリーガで、セリエAはその次だった。イタリアはとてもいい国でサッカーも最高なので、選手たちが来たいと思うようになった」
近年、セリエAへ参入するプレミア選手が増加傾向にあるのは、ロナウドのイタリア参戦が影響しているとディ・マルツィオ氏は主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)