補強禁止処分のアトレチコから闘将&主力FWが流出? チェルシーが強奪を画策か
英紙が報じる 噂されたシメオネ監督の来季招聘に本腰へ
FIFAがアトレチコ・マドリードに下した補強禁止処分は、クラブの監督人事にも大きな影響を及ぼしそうだ。英地元紙「ミラー」は処分の決定により、アトレチコを率いる闘将ディエゴ・シメオネ監督の来季チェルシー監督就任が加速するとして報じている。
アトレチコは18歳未満の外国人選手獲得に関する規約に反したとして、宿敵レアル・マドリードと共に2017年1月まで補強禁止処分を命じられた。そこでプレミアリーグの強豪チェルシーがその隙を突いて、シメオネ監督へのアプローチに本腰を入れるようだ。
昨年12月にジョゼ・モウリーニョ前監督を更迭し、フース・ヒディンク監督と契約したチェルシーだが、来季には新たなビッグネームの招聘を目論んでおり、シメオネ監督の他にもバイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督の名前が候補に挙がっていた。
また、チェルシーは同時にアトレチコから主力選手の引き抜きも画策しているようだ。昨夏にも触手を伸ばしたフランス代表のスピードスター、FWアントワーヌ・グリーズマンやクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチといった選手を、アルゼンチン人監督と一緒にロンドンへ連れてこようと考えているという。
FIFAからは82万1000ユーロ(約1億1000万円)の罰金処分も科されたアトレチコ。さらに指揮官と主力選手を失うという、大きな痛手を負う危険性も高まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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