FK名手の面目躍如!? 決定機逸に激怒のミラン監督がボトルを蹴り飛ばし退席処分

「抗議を示したものではない」と釈明したミハイロビッチ監督

 興奮を抑えきれなかった代償は退席処分だった。日本代表FW本田圭佑所属のACミランは、9日の敵地ローマ戦を1-1の引き分けで終えた。ミランは前半に先制を許したものの、後半5分に本田のアシストからMFユライ・クツカが同点ゴールを決めて試合を振り出しに戻した。

 事件が起こったのはその10分後だった。後半15分、左サイドを切り崩したミランはゴール前に走り込んだMFクツカがシュートを放つ決定機を迎えた。しかし、左足で合わせたボールはクロスバーの上を越えた。あまりの悔しさに、ベンチのシニシャ・ミハイロビッチ監督は水の入ったボトルを蹴り上げると、それが試合運営スタッフの元へ飛んで行った。そして、主審から退席処分を言い渡された。

 現役時代にセットプレーの名手として知られた指揮官が、FKのようにボトルを蹴り飛ばしてしまったシーンについて、試合後に衛星放送局「スポーツ・メディアセット」のインタビューで語っている。

「ベンチにいる監督は何もすることができないんだ。ゴールチャンスを逃したことに失望して、ついボトルを蹴り飛ばしてしまった。ただ、いつも私のそばにボトルを置いてくるスタッフに対してもどうかとは思うがね。何か抗議を示したものではないんだ。だが、あの瞬間は勝利をつかみ取れるかどうかの場面だったのは事実だ。もちろん、褒められた行為ではないし、私の子どもたちにも悪いものを見せてしまったと思っているよ」

 

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