元ウルグアイ代表FW、若き日のS・ラモスについた“嘘”を告白 「アルコールや女性を経験してほしくなかった」
セビージャ時代の同僚だったダリオ・シルバ氏が当時のエピソードを披露
元ウルグアイ代表FWダリオ・シルバ氏は、現在レアル・マドリードのキャプテンを務めているスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとセビージャで同僚だった。当時、将来有望だったラモスをお酒や美女から遠ざけるため、嘘をつき続けていたという。スペイン紙「AS」が報じた。
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2003年から05年までセビージャでチームメイトだったシルバ氏とラモス。将来を期待される若手だったラモスを「夜の危険」から遠ざけようとしていたという。
当時、ラモスの送り迎えをしていたというシルバ氏は、「彼は若かった。僕は夜、遊びに行っていたけど、彼にはキャリアの最初のうちに、アルコールや女性を経験してほしくなかった。なぜなら有名になればなるほど、知り合う女性は美しくなっていくからね。彼は僕に付いてきたがっていたけれど、僕はそれを断ったんだ。いつも彼に『僕たちは外出できない。僕は外出しないからね』と言っていた」と、明かした。
それに対して、ラモスは「みんなが外に行くのに、どうして行かないの?」と食い下がったという。それでもシルバ氏は、彼を家まで送り届けていた。車を降りてからも、油断はできなかったと振り返る。
「彼は僕を見続けて、本当に家まで行くのかを見ていたからね。僕も家の入口まで向かって行った。ロータリーの前で方向を変えるんだけど、その前にしばらく待たなければいけなかった。彼(ラモス)の家の電気がついて、彼が2階に上がったのを確認してから、車を発進させていったんだ」
ラモスを夜の街から遠ざけたシルバ氏だが、次の日には決まって“尋問”されたという。「次の日、彼は僕を見つけると『アルコールの匂いがする! 昨夜は出かけないと言っていたのに!』と言うんだ。だから僕は『外出はしていない。家にいて、そこで飲んでいたんだ』と答えていた。当時はいつも、彼に小さな嘘をついていたね」と、当時を懐かしんだ。
こうした先輩の優しい嘘がなかったら、もしかしたら名門レアルのキャプテンを務める男のキャリアは、大きく違うものになっていたかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)