ミラン会長激怒、ミハイロビッチ解任危機 下部組織のブロッキ監督が昇格、リッピ氏入閣へ

 

資金難でも避けられない判断

 ただし、ミランは2人前の監督であるクラレンス・セードルフ氏、前任のフィリッポ・インザーギ氏を 解任によってチームから離脱させたことで、現在のミハイロビッチ監督と合わせた3人分の給与を負担している状況にある。まして、タイ人の実業家ビー・タエチャウボル氏にミランの親会社であるフィニンベスト社の株式48パーセントを売却する交渉が、6度に及ぶ“ドタキャン”で流れて資金難に陥っている。
 冬の移籍市場での強化資金や選手の人員整理に苦慮している状況だが、それでも監督交代がチーム浮上のために避けては通れないという判断なのだろうか。2戦連続スタメン出場を続けている本田にとっても、監督交代が起こった場合の評価は不透明だ。

 9日のローマ戦は、都市間のライバル意識を持つ相手というだけでなく、ミランにとってビッグマッチになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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