インテルFWルカク、イタリアの人種差別問題の浄化直訴 「なぜ肌の色や人種を気にせず…」
カンファレンスに出席して厳しい取り締まりを主張「イタリアでも同じことをすべきだ」
インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクが、人種差別が問題となっているイタリアサッカー界の浄化を強く訴えている。イングランドのようにより厳しい取り締まりが必要だと主張している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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ルカクは今年8月にマンチェスター・ユナイテッドからインテルへと移籍。初挑戦のイタリアで人種差別の被害に遭い、苦しんでいる。
イタリアではブレシアのイタリア代表FWマリオ・バロテッリなど多くの選手が人種差別の被害に遭い、大きな問題となっている。先月にはセリエAの反人種差別キャンペーンのポスターに猿のグラフィックを使い、逆効果だと非難を浴びるなど波紋を呼び、人種差別を扱う際のリテラシーも問われている。
人種差別撲滅に向けて、その先頭に立って発言を続けているルカクはドバイで行なわれた国際スポーツ・カンファレンスの場で、次のようにコメントしたという。
「僕はイングランドからやってきた。イングランドは(人種差別に対して)厳しく、スタジアムにカメラが設置されているし、ファンも原因を特定するのに役立っている。イタリアでも同じことをすべきだ。フットボーラーとして、僕らにはこのことに取り組み、変えていく力がある。チームや選手たちの味方をしなければならない。僕の身に起きたことは悲しいものだった。更衣室では異なる民族や宗教の選手たちがいるが、僕らはみんな上手くやっている。僕らはなぜ肌の色や人種を気にすることなく、スタジアムでの試合を純粋に楽しむことができないのだろうか?」
ルカクはイタリアでもイングランドのようにファンによる人種差別を厳しく取り締まる必要があると語っている。そして、選手たちが純粋にサッカーに集中できる環境が必要だと訴えた。
トップ選手のこうした言動がサッカー界の人種差別を変えるきっかけとなるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)